開き直るしかない・・・

筆者:吉田哲也

破産すると、債権者から、「どう責任をとるのか?」と迫られることがあります。債権者が貸金業者であれば貸金のプロとして「審査が甘かった」と いうことですからプロ失格の「自業自得」ということになりましょうが、そうでない債権者、たとえば、友人やご親戚、取引先のお怒りは「ごもっとも」なこと といわざるをえません。

かといって、他の債権者を無視して、親しい債権者だけを優先するわけにはいきません。結局のところ、「ごめんなさい。」と言って謝ることぐらいしかできません。「謝って済むのか?」と言うと、「済む」わけがありません。

つまるところ、「返せないものは返せない」のです。「開き直るのか」と言われますが、そのとおりとしか言えません。